コンタクトの結果
まず第一に、角膜の一番上を覆っている角膜上皮は、目を保護するための大切な保護膜の役目を果たしています。
ゴミやホコリなどが目に入ることによって角膜に傷がついたりした場合など、角膜の表面に何らかの問題が起きると、角膜上皮はその厚みを変えて表面の滑らかさを取り戻そうとする、といわれています。
これまでのPRK手術では、この大切な角膜上皮の光軸部分を削り取ってしまいます。
そのため手術後の痛みがひどく、角膜に切れ込みを入れていた従来のRKと比較してもかなり強い痛みになってしまったのです。
また開発当初からPRKには、角膜上皮の傷の治癒に四、五日はかかるうえ感染症にも弱い、というデメリットが報告されていました。
さらにPRKの手術では、近視の程度にかかわらず、上皮の下にある大切なポーマン膜も、角膜中央部の数ミリは必ず失われていたのです。
実はこのポーマン膜の役割については、まだよくわかっていないのです。
ただはっきりしていることは、この膜は一度失われると再生しない、という点です。
アメリカの文献には、ポーマン膜の働きとして「角膜の生化学的状態を維持するために大切な役割を担っており、角膜内皮とともに角膜に酸素や水分を補っている、と思われる」という記述があります。
さらにPRKの副作用として必ず取り上げられる「角膜の混濁」が起きる要素のひとつとして、このポーマン膜の損失を指摘する文献もあります。
つまり、ポーマン膜はこれまで考えられていた以上に大切な組織で、再生しないことを考えると、できる限り無傷で残すべき組織と考えたほうがいいといえます。
最新の視力矯正手術LASIKでは、角膜上皮とポーマン膜の二層をそっくりそのまま残します。
そしてエキシマレーザーで削るのは角膜実質層だけ、という手術方法が取られます。
それだけ安全性が高く、PRKに見られるような手術後のトラブルも軽減または解消されることになります。
それではここでLASIKのメリットを、PRKと比較しながら、具体的にあげてゆくLASIKではまずこの大切な二層を傷つけないように薄くはがしてフラップ状にします。
このフラップは完全に切り離したりはせず、鼻側にめくっておきます。
次に露出した角膜の実質層にエキシマレーザーを照射して、必要なレンズの矯正を行ないます。
すべてが終了すると、最後にフラップを元に戻して手術完了です。
つまり、角膜を保護する上皮と一度失われたら再生しないポーマン膜もそっくりそのまま保たれ、いわゆる解剖学的変化を起こさないですむというわけです。
解剖学的変化を起こさないことは、手術後の回復に非常に大きな要素です。
あるべきものがなくなる、ということは、人体にとっては想像以上の影響を及ぼす可能ことにしましょう。
これまで近視矯正手術の分野では常に高く評価されてきたPRKと比べても、LASIKがどれだけメリットの大きい手術方法であるかが、はっきりおわかりになると思います。
つまりLASIKは、PRKの安全性をさらに追求した結果、生まれた最も新しく信頼性の高い近視矯正手術なのです。
性があります。
角膜が正常に回復するためには、解剖学的変化をできるだけ起こさないようにすることが不可欠なのです。
視でも、LASIKなら「良好」という結果が得られています。
PRKでもなかなか狙いどおりの視力回復が得られなかったマイナス6以上の高度近マイナス6といえば、視力が0.04にも満たないかなり強い近視です。
そういった人々でも、1.0以上まで視力を回復している例もあります。
またマイナスDという最高度近視から視力が1.0に回復したケースも記録されています。
つまりこれまで高度の近視で苦しんできた人々も、LASIKを受けることでメガネやコンタクトから完全に解放されることも可能になった、というわけです。
これもPRKとは大きな違いです。
角膜の表面にある大切な上皮とポーマン膜を傷つけることなくフラップとして残し、レーザーで削り終えた角膜実質の上にそれをそのまま戻すので、手術直後から視力回復が期待できるわけです。
ちなみにPRKでは手術後二日は眼帯を着用し、角膜上皮の修復に約一週間はかかるため、四、五日はモノがはっきり見えません。
また視力が安定し始めるには一か月を要するといわれています。
その点LASIKでは、角膜上皮にできた切れ目も、一日程度でくっつきますし、三、四日もすればほとんどわからなくなります。
手術前に予測した回復視力を得て視力が安定これもLASIKの大きな長所です。
角膜上皮とポーマン膜をそっくり残すため、PRKのような手術直後から翌日にかけての強い痛みを感じることはありません。
もちろん痛みの感じ方は個人差が大きいといわれますが、LASIKの場合は極めて軽く、「不快感」程度ですむ場合がほとんどです。
なかには痛みをまったく感じなかった、という患者さんもいます。
するまでには、一~三か月しかかかりません。
長い場合には一年もかかるPRKと比べて、これはかなり早いといえます。
LASIKでは角膜上皮をそのまま残すため、回復視力を正確に予測することができます。
同じエキシマレーザーを使って角膜を削る矯正手術であるにもかかわらず、PRKでは手術後の上皮の再生状態に視力が左右されることが多いのです。
ひとくちに上皮の再生、といってもそのスピードや上皮の厚さは個人個人によって異なってきます。
そのため回復視力にもバラつきが出てくるのはいたしかたないことだといえます。
LASIKでは角膜上皮をそのまま残すので、正確な予測ができるのです。
とくにマイナス6D以上の高度の近視に関しては、PRKよりも正確な予測が可能となっています。
つまり、これまでの視力矯正手術では正確な予測が難しかった強い近視の人々にも、安心してLASIKを受けていただける、というわけです。
エキシマレーザーを使った近視矯正の安全性に加えて、角膜上皮とポーマン膜を無傷で残すというLASIKの安全性については欧米ですでに立証済みです。
エキシマレーザーで削るのは角膜実質のみ。
それもすべてコンピュータ制御で行なわれるため、ミクロン単位以下という精密な角膜の削除が可能です。
これまで世界で推定数万人以上の人がこのLASIKを受けていますが、もちろん失明例はまったくありません。
そういった安全性に裏づけられているおかげで、LASIKでは両目を同時に治療することが可能になりました。
RKもPRKも、角膜の傷が癒えて視力が回復するまで時間がかかり、感染症など手術後のトラブルの問題もあって、片目ずつしか治療できなかったのと比べ、LASIKは一度に両目が治療できるため、日常生活への復帰も短時間で非常にスムーズに行なうことができます。
また、休みがなかなか取れない第一線のビジネスマンやビジネスウーマンにとっては、仕事に支障をきたすことなく視力回復ができる、と非常に好評です。
もうひとつPRKとの大きな違いに、感染症および角膜混濁の心配がほとんどない、という点があげられます。
もう何度も指摘してきたことですが、LASIKでは角膜の上皮とポーマン膜の二層を傷つけることなく残しておき、角膜へのレーザー照射終了後、削った角膜の上にそれをそっくりそのまま戻します。
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